みずいぼ
みずいぼについて
みずいぼは、主に子どもに多い皮膚の感染症です。ツルツルとした小さな水ぶくれが特徴で、放置すると自然に治ることもありますが、かゆみを伴ったり、他の部位や人にうつしてしまう可能性があるため、適切な対処が大切です。当院では、小さなお子さんから大人まで、みずいぼのお悩みに寄り添い、丁寧な診察と適切な治療をご提供しています。痛みを最小限に抑えた治療法もご用意しておりますので、ご安心ください。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
みずいぼの症状について
みずいぼの主な症状は、直径1~5mm程度の丸い、光沢のある水ぶくれです。色は正常な皮膚の色とほぼ同じか、少し白っぽく見えます。水ぶくれの中には、白い粥状の物質が含まれています。
- 好発部位・・わきの下、首、胸、お腹、太ももなど、皮膚が薄く柔らかい部分によくできます。
- かゆみ・・みずいぼ自体に強いかゆみはありませんが、掻くことで炎症を起こし、かゆみが出ることがあります。
- 数・・最初は数個程度ですが、放置すると徐々に増えていくことがあります。
みずいぼを掻きむしると、水ぶくれが破れて中身が出てしまい、周囲の皮膚にウイルスが付着して感染が広がることがあります。また、湿疹やかぶれを伴うこともあります。
みずいぼの原因について
みずいぼは、伝染性軟属腫ウイルスというウイルスが原因で起こる皮膚の感染症です。主な感染経路は以下の通りです。
- 直接的な接触・・みずいぼのある人の皮膚に直接触れることで感染します。
- 間接的な接触・・タオル、お風呂、プールなどを介して感染することがあります。
- 自己感染・・みずいぼを掻くことで、自分の体の他の部位に感染が広がることがあります。
特に、アトピー性皮膚炎のお子さんは、皮膚のバリア機能が低下しているため、みずいぼに感染しやすい傾向があります。また、乾燥肌のお子さんも注意が必要です。
みずいぼの治療法について
みずいぼの治療法は、主に以下の3つがあります。
ピンセットによる除去
ピンセットでみずいぼを一つ一つ摘み取る方法です。確実な方法ですが、痛みを感じやすいのが難点です。当院では、痛みを最小限に抑えるために、局所麻酔のテープを使用したり、施術後に炎症を抑える軟膏を塗ったりするなどの工夫をしています。
塗り薬
・ワイキャンス外用液
2025年9月に日本で承認された保険適応のみずいぼ治療薬です。
ツチハンミョウ由来の成分(カンタリジン)により、痛みを抑えながら水いぼに水ぶくれを作って自然な脱落を促します。2歳以上の小児が対象で、3週間に1回病院で塗布します。
従来のピンセットによる除去治療の痛みを大幅に改善することが期待されます。
・イミキモドクリーム
みずいぼに対する免疫力を高めることで、自然治癒を促します。痛みはありませんが、効果が出るまでに時間がかかることがあります。また、かぶれなどの副作用が出ることがあります。
当院では、患者様の年齢、みずいぼの数や場所、痛みの感じ方などを考慮して、最適な治療法をご提案します。それぞれの治療法について、メリット・デメリットを詳しくご説明し、ご納得いただいた上で治療を開始します。
みずいぼについてのよくある質問
Q1. みずいぼは放置しても治りますか?
A1. みずいぼは、放置しても数ヶ月から数年で自然に治ることがあります。しかし、その間に他の部位や人にうつしてしまう可能性があります。また、かゆみを伴う場合は、掻くことで炎症を起こし、治りが遅くなることもあります。早めに治療することをおすすめします。
Q2. みずいぼは痛いですか?
A2. みずいぼ自体に痛みはありません。しかし、ピンセットによる除去や液体窒素による冷凍凝固療法では、多少の痛みを感じることがあります。当院では、痛みを最小限に抑えるために、局所麻酔を使用したり、施術後に炎症を抑える軟膏を塗ったりするなどの工夫をしています。
Q3. みずいぼはプールに入っても大丈夫ですか?
A3. みずいぼがあっても、プールに入ることは可能です。しかし、みずいぼからウイルスが拡散するのを防ぐために、以下の点に注意してください。
- みずいぼを覆うこと・・防水テープや絆創膏などで、みずいぼをしっかり覆ってください。
- タオルを共有しないこと・・タオルを共有すると、みずいぼがうつる可能性があります。自分のタオルを使用してください。
- プールから上がったらシャワーを浴びること・・プールから上がったら、すぐにシャワーを浴びて、体を清潔に保ちましょう。
Q4. みずいぼは大人にもうつりますか?
A4. みずいぼは、大人にもうつることがあります。特に、アトピー性皮膚炎の方や、免疫力が低下している方は注意が必要です。ご家族にみずいぼの方がいる場合は、タオルを共有しない、お風呂は最後に入るなどの対策を心がけてください。
院長より
みずいぼは、お子さんによく見られる皮膚の病気ですが、ご家族の方にもうつる可能性があるため、早めの治療が大切です。
「こんな小さなことで受診してもいいのかな?」と悩まずに、気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
